自分の気持ちや意見は実はしっかりある。でも表現できない。という子どもはとても多いです。
それは自信の無さが原因だったり、表現する言葉をまだ持っていない、手段が分からない等々理由は様々ですが、成長段階に沿って、自分の意見を発言できる力、自分を表現する力を身に付けていく事はとても重要だと思っています。
欧米では低学年の頃から授業の中にプレゼンテーションの授業や時間が設けられており、幼い頃から人前で自分の意見を話す事に慣れていく文化があるようですね。
私も今、親元を離れて海外の学校に通っている中学生にオンライン授業を行っているのですが、学校には年間を通して自分の興味あることに取り組むプロジェクトがあり、一年の最後にそれをテーマに、Tedトーク風のプレゼンテーションをクラスのみんなの前で全員が行うそうです。
欧米が優れている、海外の方が良いとは安直には思いませんが、殊に発表や自分の意見をはっきり言う事に関しては、日本は海外の教育環境と比べると、その機会が圧倒的に少なく、その分経験値も積むことができぬまま成長している点は否めないなぁ、、と残念に感じます。
そして私もまさにその教育環境で育った1人です。
せっかく良いアイデアがあるのにそれを表現できない、大切なことを言いたいのに上手く言葉にできない…
歯がゆいし、もったいないなと思います。
アウトプット、特に人前で話すプレゼンテーションは、何度も経験すること、慣れることが、最も上手くなる要素だと実感しています。
最初はみんなの前に立つと全く喋れずに泣いてしまっていたような子が、一年後は堂々と自分の意見を人前で話せるようになる様子を、私も何度も目の当たりにしてきました。
また興味深いのが、子ども達にとってプレゼンテーションは、自己肯定感が強くなるという効果があるようです。
産みの苦しみはもちろん大変ではありますが、やり切った後の充実感や達成感は、どうも他の授業には無いもののようで、拍手をもらえたり褒められたりして、子ども達の中に自信が生まれていく様子が見ていてはっきり分かります。
一度この感情を味わうと、もっとやりたい、もっと自分を表現してみたいと、良いサイクルが廻ってきます。
そのタイミングを逃さず、経験を積み重ねるトレーニングを日常的にしていけば、どんな子もアウトプットが身についてくるようです。
そしてそれが少し成熟してくると、自分の気持ちをもっとうまく表現したいと感じるようになり、そのための言葉を持ってないことに気づいて、自分が話すだけでなく人の話をよく聞くようになったり、本を読み始めたり。
そうなるともう、言う事なしですね😆
ルクステラでも、お客様からのニーズが今たまたま重なっているのか、この数ヶ月はプレゼンテーションの授業を複数の子ども達に立て続けに継続して実施しています。
このルクステラでのアウトプットの経験を積み重ねてできた自信が、子ども達にとってこれからの社会を幸せに生き抜く武器になるといいなぁと心から願っています!
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