なぜ勉強しなければいけないのか?
子どもなら誰しも持つ疑問です。きっと保護者の皆さんも子ども達から一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。私もこれまで何度となくいろんな子ども達に聞かれました。
この質問、なかなか答えるのが難しい、結構な難問ですよね。。。
聞かれた大人もはっきりと確信を持った答えを持っていないし、子ども達のほうもそれを察してか、なんとも腑に落ちない顔をして会話が終わるか、将来のために!とか何とか自信を持って言ってみても納得がいかない顔をされるのが大抵のオチとなります😅
以前、中学生の子ども達と、「小学一年生からこの質問をされたら、先輩の立場としてどう答えるか?」というテーマでロジカルシンキングの授業をしました。
「数学なんて絶対大人になってから使わない。円周率や方程式なんて一体いつどの場面で役に立つんだ👦」「好きなことや役に立つことは勉強しなきゃいけないと思うけど、どうせ役に立たない勉強ならやる必要ないじゃん👩🦰」等々、なかなか的を得た具体的な意見も出てきて、やはりいつの間にか勉強する意味を問う方向へ話し合いは流れていきました。
「大人になって必要になったらその時にやったらいいんじゃない?👧」という意見が出た時に私も少し思うところがあり、「でも結局大人になると時間やお金の制約が出てくるし、勉強したいことや自分に必要なことが段々分かってきても、『あー、あの時にもっとちゃんと勉強しとくんだったなぁ』と思うだけで、仕事や結婚とかでライフステージも変わってくるし、なかなか動けなくなるものなんだよ~…👩🏫」と、ついリアルな大人の現実を話してしまいました。
その後も子ども達の話し合いは続き、最終的に
「答えはきっと後で自分で分かってくるし何が役立つかも今は分からないから、とりあえず今できることをやっといたほうがいいかも。小学一年生にもそう言う。」
という結論となりました。
答えが出ないから動けない、やらない、とその悩みに捕らわれてずっとそこに立ち止まるよりも、分からないながらでも前に進んだほうが、きっと自分にとって良いことなのかも。と今の自分たちで考えて導き出した答えは、大人から「将来の自分のためにしっかり勉強しなさい」と正論で言われるよりも腑に落ちるのかもしれませんね。
答えは後からついてくる。
私自身にとっても、話し合いのプロセスの大事さと難問に対する一つの答えを感じた時間となりました。
ルクステラでは、木曜日の「プレゼンテーション」の時間で、自分の考えや意見を臆することなく表現できるように、また自分以外の人の意見を聞いて多様な意見を認め、共通理解と答えを話し合いで導き出せるよう、プロセスを踏みながら様々な手法でアウトプットの場を重ねていきます。
アウトプットの大切さと大変さを、みんなで一緒に楽しみながら体感していきましょうね!
☆私も受験勉強しているとき、ぐうたらしていた飼い猫を見て「勉強なんて嫌だ~!来世では自由な猫になりたい~」と思ったのを今もはっきりと覚えてます😆
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