興味を持つきっかけ(グローバル)

今日のグローバル🌏の授業では、月間を通して取り組む「調べ学習」のテーマを決定しました。

テーマの縛りは日本や世界、地球に関連しているという事のみで、何でもOK。

ですが、国や人、地球の歴史が今にどうつながっているのかを知り、これから未来の社会をどう創造するのかまでを、子ども達に主体的に考えてもらうことが裏目的でもあります。

入り口は何でも構いません。

勉強するとかレポートを書くために調べるとかではなく、とにかく自分が興味があること、気になる事や知りたい事を自由に発想しながら、テーマを決めていくプロセスを踏んでいきます。

自分でテーマを決めたなら、あとはもう好奇心の赴くままに子ども達は調べていきますが、それを掘り下げていく「調べ学習」のやり方も、「なぜ?」「何を?」「どのように?」などの細かい段階を踏みながら一続きに体験していくと、スムーズに進むようです。

小学校低学年から中学生まで、その手法はあまり違いません。

とは言え、何に興味があるのか、自分でもよく分からない子ども達も多くいます。むしろそれがはっきりしている子の方が少ないです。

私もこれまで子ども達の好奇心と興味を掘り起こすアクションやツールをいろいろと試してきていますが、今日は新たに「ほぼ日アースボール」という、タブレットやスマホで覗いて見る地球儀を使ってみました。

実物は地球の外観だけが書いてあるボールのようなものですが、アプリ内には様々なコンテンツがあり、地球儀にかざすと画面上には国旗や天気、地球の歴史や動物の分布、世界遺産やSDGsの目標などが浮かび上がってきます。

遊び感覚でいろいろと見ていく内に、何か気になる項目が引っかかってきたらもうこっちのものですが、せっかく興味のきっかけが掴めたら、それを掘り下げないとやはりもったいないです。

ツールがあってもそれをどう使うか。興味のきっかけをどう自主的な学びに繋げて、子ども達自身の血肉になるようにするか。それが教育に携わる私たちの仕事かなと、常に思ったりもします。

さて、そんなこんなで今日の授業ですが、いくつかの興味をひとつに合わせて、テーマはなかなか壮大なものに決まりました!

「町をつくるときに、どうしたらSDGsの目標を考えながら、町を大きくできるか」

世界中の人達が平等に食べ物や健康に困らず幸せに生きていける町をつくりたいけど、SDGsの目標としてあげているCO2排出量削減や貧困問題解消とどうやったら両立できるか、を考えていくようです。

よく耳にするSDGsですが、具体的には何なのかまだ分からないのでそれも調べていくそうです。

来週からは本格的に「調べる」パートに入り、最終的には形にまとめて発表します。発表の方法も子ども達自身で決定します。スピーチや新聞や紙芝居の製作など、アイデアはいろいろ。

難しいテーマ、最後の出口はどうなるのか、私も心配半分ですがとても楽しみです😆

ここからまた興味の枝葉🌲が拡がるよう、きっちり最後まで伴走して見守りたいと思います!

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