皆さんにとって学校とはどんなところでしたか?
勉強をする場所、クラブ活動や部活をやる場所、友達に会える場所。
その人それぞれで学校に対するイメージや捉え方は違うと思いますが、子どもの頃は毎日学校に楽しく通えてましたでしょうか?
私の場合で言うと、学校は窮屈な場所でした。
小さいころから自立心の強い生意気な子どもだったので、いろいろなルールや制約に縛られて生きていかなければならないことが苦痛で、高校の卒業式では、涙を流していたクラスメイトの横で、小中高と長年感じてきたこの窮屈な思いからやっと解放される!と大きくガッツポーズ✊をしてしまったくらいです😆
振り返ってみると、好きな教科では新しい知識を吸収するのは楽しくもあったので授業も苦ではありませんでしたが、興味のない苦手な教科の授業は面倒くさいなあといつも思っていましたし、宿題もやらずに次の日登校し、バツの悪い思いをすることもありました。部活の連帯感なども重たく思っていたような、決して学校生活を謳歌しているタイプではありませんでした。
ただ、そういう思いは感じながらも、たまにズル休みしながらも😅、学校には普通に通っていました。
学校に必ず行かなければいけない理由は分かりませんでしたが、学校に行くと悩みを打ち明けたり、くだらない話をして笑い合える友達や仲間がいたので、きっと居場所があったのだと思います。
子どもの不登校に悩む保護者の方のお話を聞いていると、我が子が学校に行かなくなったきっかけは何となくこれじゃないかなぁと見当はつくけれど、本当の理由が実は何なのかはっきりとは分からないとおっしゃる方も少なくないです。
また、不登校の期間を経て学校復帰をした子の親御さんも、復帰した本当のきっかけが、結局ははっきりと分からず仕舞いだったという方も結構いらっしゃるようです。
学校に行けない子ども達、また行かない子ども達には、行かなくなった理由がもちろんちゃんとあります。
では、その不登校になった理由を大人が探り当て、解決し取り除いてあげれば、子ども達はまたすっきりとした気持ちで学校に通うようになるのでしょうか。
必ずしもそうではないように思います。
きっかけが何かに関わらず、すでに学校に行かなくなった今の状況を変えること自体が、なかなか本人にとっては難しくもなるのかなと思います。
もう一度学校へ行ってみたら、もしかしたら状況は変わるかもしれないし、そうなればお父さんやお母さんを安心させたり、新しい友達もできるかもとは思うけど、なかなかその理由や問題に向き合い一歩を踏み出すのは難しい。
ましてや学校に行かなくなるほど嫌な思いをした経験を持ち、様々な理由で自分に自信を無くしている子ども達にとっては尚更。とても勇気のいる事です。
そこで、あえて問題に向き合うのではなく、とにかく一歩を踏み出すような新しい理由やきっかけがあってもいいのではと思います。
まずはその一歩が学校ではなくても、とりあえず家を出て向かう場所、自分のペースで勉強したり同年代の友達とお喋りできる場所が、別にあるだけでもいいと思います。
いつかはその問題に自分で向き合わなければいけないけれど、それは今じゃなくてもいい。
好きなことや得意なことがまだ分からなくてもいい。夢もまだ無くてもいい。
道はこれから必ず見つかるから大丈夫。
問題解決型学習を実施している身としてあまり大きな声では言えませんが(笑)、ここは問題解決をするのではなく、問題をとりあえずそのままにして、ぴょんと跳び越える🐇 という感じでしょうか。
そうすると不思議と、いつの間にか自分で「やっぱり学校行こうかな。行ったほうがいいな。」という心持ちになる子ども達を、私もよく見てきました。
親や周りの大人としては、とにかく気が焦ってしまいますし、心配で仕方ないですよね。
でもどんな子も自分の足で起き上がり歩くことができます。
その都度一緒に考えたり勉強しながら、自分に自信を持てるその日まで、信じて寄り添いサポートしていきましょう。
ルクステラのモットーは「みんな違ってみんないい!」です。
様々な個性の子ども達と保護者の皆さんに寄り添い、居心地の良いもうひとつの居場所として存在できると幸いです!
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